山猫を探す人Ⅱ

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2006年 09月 08日

ウンナンさま

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R107の旧道筋に小さき神の社あり。



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自然石に加工を施した石碑の素朴なるもの建てリ。



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火防の神なりや、すなわち水の神なりや?



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その名ぞ、宇迦神社。
遠野の街中に同名の神社あり、其の方が有名なるらん。



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此方も「うなぎ」を祀りし社なりしか?



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田の向こうに 不思議なる盛り上がりの地あり・・・

佇まいからして、神が祭られていそうな雰囲気です。
要調査です。













# by Wild_Cat_Seeker | 2006-09-08 21:25 | 神社、仏閣、石碑 | Comments(2)
2006年 09月 07日

一周年

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しぞおかの富士川サービスエリアからの富士山だ。
全然関係ないけど今日で禁煙一周年です。
去年の今頃は片肺でひーひー言っていたのだなぁ!



# by Wild_Cat_Seeker | 2006-09-07 18:11 | 日記・コラム・つぶやき | Comments(18)
2006年 09月 07日

山猫幻想軌道

1年に1度の早池峯神社宵宮祭をどうしても見たくて
僕は最終の釜石線で遠野駅に降り立った。



暗い駅前にバスは当然ない。なぜかタクシーまで出払っている。
「困ったなぁ。」
なにせ大出までは25kmある。歩くわけにはいかないのだ。
第一、宵宮祭が終わってしまう。



途方に暮れる僕の背後から声をかける人がいる。
「ええ、ごめん。宵宮に行くなら乗せてやるよ。」

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いきなりのどアップだもの!
びっくりするよ!
「な、な、な、なんですか? あなたは誰ですか?」
「見てのとおりの山猫さ。きみは早池峯神社の宵宮に行くんだろ?」
「は、はい・・・・でもなんで??」
「皆まで言うな。山猫にはすべてわかるんだ。今日の商売は終いだが、特別に乗せてやるよ。なにしろ今夜は宵宮だからな!」
そう言って山猫は高らかに笑うのです。



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連れて行かれたのは駅の裏。
「ここに何があるのです?」
当然の僕の疑問です。山猫は顔を洗いながら面倒臭そうに答えます。
「トロッコ列車さ。見えないのかね?」
あら不思議! 僕はいつの間にか薄暗い車内にいるじゃないか!
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僕は断然、楽しくなってきた。
大出まで、これで苦労なしに行ける。
「じゃあ、早速やってくれよ。」
しかし、山猫は首を縦に振りません。
「せっつくんぢゃあないよ。他にもお客さんが来るのだから。」
そこへ「おばんでがす!」と乗り込んで来たのは

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だから、どアップはやめてくれ~!
僕は心臓を押さえて荒い息を静めた。
「びっくりしたかね? 六神石の鹿(しし)さんだ。」
「じゃあ、これで出発だね?」
しかし、山猫はしゃあしゃあと言うのです。
「いんや、まだだ。」
とそこへ「おまたせ~!」と色っぽい声が・・・



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だから!!! どアップは体に悪いから!!
「おうや、山猫さん。お久しぶりで。」
僕は、このねごっこが誰なのか山猫に尋ねたが、山猫はうつむいてぼそぼそと言うんだ。
「Y屋の嫁ネコさんだ。」
ううむ、山猫め。他人の嫁に横恋慕しているらしい。
冷やかそうとした時、ごっとんと列車が動き始めた。



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僕は慌てた。
「ち、ちょっと! ここは普通の道路じゃないか!」
山猫は自信たっぷりです。
「いいや、今夜に限っては森林軌道なのさ。」



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だいぶ山深くなってきました。
と、突然、列車が止まりました。
「どうしたんだい?」僕が山猫に確かめると、彼は小刻みに震えている。



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「ここで、お一人お乗りになるんだ。」
妙に緊張しています。
そこへ山が荒れる大音響とともに大きな声が・・・



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「待たせたなぁ! 山猫! 急げ! ワシの出番に間に合わせろ!」
僕の腰が抜けていたのは、言うまでもない。
山ノ神が列車でご出勤?
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ほどなくして、早池峯神社に列車は滑り込んだ。
僕は列車を降りて、山猫に頭を下げた。
「助かりました。ありがとうございます。」



しかし、顔を上げると、そこには列車も山猫も、しし頭も、嫁ネコも、山ノ神も
いないのだ。

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ただ、茫漠たる闇が広がっているだけ。



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拝殿からは軽快な神楽の鉦太鼓笛の音が聞こえてきた。
僕はもう一度、背後の闇を振り返った。
暗闇の向こうから「にゃあ」と声が聞こえた気がした。

もし、きみが来年の宵宮祭を見たいなら、最終列車の終わった遠野駅で途方に暮れたまえ。運がよければ、きみも山猫に会えると僕は確信する。

*このエントリーはフィクションでありますが、だれも最終列車後の遠野駅で途方に暮れた経験がないので、あながちフィクションとはいえないかも(笑)















# by Wild_Cat_Seeker | 2006-09-07 05:56 | 鉄の目 | Comments(6)