山猫を探す人Ⅱ

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2016年 12月 06日

嗚呼 白望山!

ワタクシと遠野を結びつけた存在
それが白望山

ええ、白見山ではなく、白望山です。
遠野物語で表記された「白望山」がマイスタンダードとなってしまいました。
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初めて肉眼で確認したのは1996年夏のこと
キロクを紐解くと、わざわざ長者屋敷からテントを担いで、広股沢を遡り、山中一泊で初登頂を果たしているのです。
刈払いはありましたが、「マヨヒガ」の雰囲気を感じられる原始の山でした。

6年後に登ると・・・
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かつてテントを張った平地には道標が設置されていました。
しかし、登山道はお世辞にも整備されているとは言い難く、
やはり誰でもが登れる山ではありませんでした。
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山道は定期的に刈払いしなければ数年で藪に没してしまいます。
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そんな深山である白望山に、信仰の痕跡を見出した時は、正直驚きました。
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二十三夜信仰であったらしいです。
おそらくは大槌の金沢あたりか、小国のあたりの信者が月の出を此処から眺めて拝んだのでしょう。
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時は流れて、木々は茂り、道標は色あせても
我が心の中の山に初めて登った時の高揚感はいまだに色あせていません。


by Wild_Cat_Seeker | 2016-12-06 23:22 | 山岳展望 | Comments(0)
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