山猫を探す人Ⅱ

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2007年 08月 12日

お盆の頃

遠野物語序文に以下の記述があります。



盂蘭盆に新しき仏のある家は、紅白の旗を高く掲げて魂を招く風あり。峠の馬の上において東西を指点するに、この旗十数箇所あり。



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迎灯篭木(ムカイトロゲ=むかえとうろうぎ)と云うのだそうです。
去年の盆から今年の盆までの間に亡くなられた方がいる家で紅白の旗を高く掲げます。
木は杉を使用し天辺にだけ葉を残します。赤い旗は女性、白い旗は男性の新仏を表すそうです。



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集落内で何本か見ましたが、圧倒的に赤い旗が多いです。



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また、赤だ。
竿の先に提灯も掲げていますが、夜間にも新仏が迷わずに帰ってこれるよう火を着けたそうです。今は火事の心配があるので火を入れることは無いそうです。



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赤!



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おお、白があった。

遠野物語を知らなければ、或いは予備知識を持っていなければ
ワタクシの性格上「赤揚げて、赤下げないで、白揚げる。」みたいな罰当たりなエントリーをかましていたかもしれません。
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送り火、迎え火はよく見かける光景ですが、このような風習が未だ残っていることに感動です。

























by Wild_Cat_Seeker | 2007-08-12 22:18 | 遠野の里 | Comments(4)
Commented by about at 2007-08-13 00:34 x
お晩です。
小さい頃、「これを目印にじっちゃんが帰って来るんだぞ」って祖母に教えられ、「いつ来るの?」とまじめに訊いたことを思い出しました(笑)。

Commented by romi at 2007-08-13 06:09 x
3年間立てます。
毎年お寺さんで幟を書いていただくのですが其の度に短くなるんです。
迎え灯篭と幟を目印に新仏は自分の家に迷わず帰ってくる訓練を3年積むんでしょう・・・。
4年目からは迷わず盆に戻ってこれるように。
我が家でも最後の灯篭木を昨日立てました。
ばあちゃんが今年も帰ってきます。

Commented by yamaneko at 2007-08-13 06:13 x
about様
日本の正しいお盆の風景かもしれません。
みんなお盆には故郷に帰ってきますが、渋滞しますな~。じっちゃんが羨ましい(w

Commented by yamaneko at 2007-08-13 06:16 x
romi様
そうでした。3年間続けるのでしたね。
でも意味が判りませんでした。
帰ってくる訓練だったのすか!
方向音痴にはつらい4年目ですね。



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