山猫を探す人Ⅱ

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2006年 11月 19日

オーヅ岳に挑戦

日曜スペシャルということで(笑)、第1弾は「オーヅ岳」登ったどー! です。


オーヅ岳という、遠野近辺では唯一のカタカナ表記された山に興味を惹かれた。
しかし、その全貌を目にしたのは、驚いたことにごく最近のことでした。



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画面右がオーヅ岳本峰(1029m)。三角形の尖った山が1001m峰です。
いつか登ってやろうと、心に決めましたが、なにせ情報が何もない。
今年の5月に偵察をして登山口のおおよその見当をつけた。



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登山口は立丸峠に決めました。(画像は5月の偵察時のものです)
峠を越えてすぐ左に駐車スペースがあり荒れた林道が北西方向へと延びています。



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まあ、ご覧のとおりの雑草伸び放題、倒木とうせんぼ状態ですけど、道は道です。
視線は登ってきた方向、立丸峠を見下ろしています。右奥は禿森(972.3m)。
5苦労くらいで(笑)笹原の中の踏み跡となります。



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ところどころ自信なさ気に踏み跡が途絶えますが、迷うほどじゃありません。



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登るほどに道がはっきりしてきまして、 この辺りはダケカンバの美しいプロムナードです。
このまま山頂かな? と思ったが甘かった。



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道がぷっつりと途絶えました。(はぁ?)
道はありません!(ひどいよひどいよ!)



戻ってルートを採り直すか、藪を漕ぐか・・・・さあ、どっち?



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頂上まで僅かの距離だ。泳げ泳げ!
これがオーきなヅダケでしょうね。
藪漕ぎの直登は通常の3倍疲れます。



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ぜひぜひ・・・・・傾斜具合が判りますかね?
爆登12分で傾斜が緩くなり、そこが山頂でした。



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このプレート、仙盤山にも白望山にもありましたね。おそるべし藪山集団!
三角点があるはずなのですが、このヤブヤブ状態のため見つからず・・・・・・



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雲量が多くなってきた。
雨でも降られると要らぬ気苦労が増えるので、早々に下山にかかる。
今登ってきた斜面を下るのは、ちょっと気が引けるので、尾根通しを進むことにする。



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当然、道はない。コンパス片手に藪を漕ぐ。
しかし、ひどい笹藪だ!
笹の生え方にも順目と逆目があって、順目の時は楽に漕げるのだが、逆目になると足を取られて動きが鈍くなる。
手を焼きながらも、周囲に視線を送り、あるものを探す。



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おお、有った、あった!
境界見出標。これは川井村と遠野市の境を表している。
すなわち、これに沿って歩けば立丸峠へ戻れるわけだ。
藪目を見極めて進むと、この見出標に巡り逢える。昔は踏み跡があったのかも知れない。



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藪を漕ぐこと30分で、行きに登ってきた道に転がり出た。(笑)
ここはレポートで書いた四叉路です。
あとは往路を戻るだけだ。



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初めて眺望を楽しむ余裕が出てきた。(笑)
左:長者森(1010.5m)。右:白望山(1172.6m) 。残念ながら頂上部は隠れている。
あの鞍部あたりがマヨヒガだと推測しているのだが・・・どうだろう?



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白望山本峰を隠す1139m峰。
あそこもいつか登らないとね。
さぁ、立丸峠は目前だ。
時間は短かったが、噛み応え十分の山だったですよ。

おまけ:拙い推測で描いた行程地図です。
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オーヅ岳登山記録

 国道340号線の立丸峠を川井村側に抜けた直後、左手に駐車スペースと山腹に沿って延びる林道がある。ここが登山口となる。
林道は石が浮き、草が生えていることから廃道と思われる。緩やかにトラバース気味に登って行くと等高線沿いに踏跡が分岐するが、これには入らぬこと。左手は背丈を越えるネマガリ竹の藪であるが、踏跡はしっかりしている。ただし倒木が狼藉し、朝露で全身しっとり濡れてしまう。不明瞭な区間は短い。すぐに荒れた林道となり独標868mの南側を巻き気味に登って行く。相変わらず倒木、雑草の類は多い。若干下り気味となり独標868mの東に出た地点から西へ笹が被るが明瞭な登山道が延びている。やがて踏跡になり、840mの鞍部に至る。この辺りは踏跡不明瞭であるが、笹の丈が膝上~腰くらいなので方向さえ間違わなければ問題ない。不明瞭な踏跡は尾根の右を登るが870m地点からしっかりした廃林道となり910m地点まで急登である。ここは、はっきりした道だけでも四叉路になっている。

すべては植林か伐採のためのうたかたの道であろう。ここは尾根沿いの上り道を行こう。

ここはもうオーヅ岳直下なのだが、廃林道は徐々に方向を北北東に変え、トラバース道となってきて、山頂とは違う方向に行ってしまう。その先には、かなりしっかりした林道が見えているが・・・・敢えて、ここは北に延びる踏跡とも獣道ともつかない荒れた道を登っていく。実際、そのまま山頂に突き上げるかと思われたが、無常にも1000mを越える辺りで踏跡は消えた。仕方なくコンパスを西北西にセットし、高いところを目指し藪漕ぎに挑む。傾斜がきつく、なかなか漕ぎ甲斐のあるネマガリ竹であるが、勝負は早い。12分のアルバイトで傾斜は無くなった。視界の片隅に木に掛けられたプレートが入った。すなわち其処がオーヅ岳の山頂であった。標高1029.0m。周りはダケカンバ、カエデの林で背丈近くのネマガリ竹の密藪である。当然展望はない。三角点も確認出来ず。プレートは藪山登山家集団-TRIANGLE POINTSと記されている。白望山、仙磐山(千晩ケ嶽)にも同じ団体のプレートがあった。なかなか先鋭的ヤブ山集団である。後日ネットを探ったが、確たる情報は得られなかった。

 さて、山頂からは登ってきた密藪の斜面を敬遠し、尾根上、遠野市と川井村の境界線上を進むことにする。地図には立派な一点破線が描かれておりますが、当然ながら道なんか無い。コンパス片手に南南東を目指す。5分程藪を漕ぐと、なんとなく藪の切れ目が判ってきた。これを進むと、境界線の見出し標が木に貼ってあるではないか。ルートに乗ったようである。傾斜が急な尾根は問題ないが、傾斜のゆるい尾根は道を外す魔所である。

ともすると南に下りすぎるところを戒め、南東方向へ進む。要所要所で見出し標に遭遇するので、ルート取りは間違っていないようだ。まあ、何かあったら東の斜面を滑り降りれば行きに登ってきた廃林道に行き当たるので気が楽だ。本当は独標868mとオーヅ岳との鞍部まで尾根上を行くつもりであったが、少しばかり東よりに歩いてしまったようで、廃林道に出てしまった。そこはまさに四叉路だった。すなわち、五差路と化してしまったわけである。あとは往路を戻るのみである。

コース概要

登山日:2006115日(日)

天 候:曇り時々晴れ

気 温:この時期にしては高い。朝方で7℃前後

コースタイム

立丸峠(780m)8:25-8:41独標868m北(860m)8:41-8:47オーヅ岳手前最低鞍部(840m)8:49-8:58四叉路(910m)9:03-9:15踏跡消滅ポイント(1005m)9:18-9:27オーヅ岳(1029.0m)9:30-9:58四叉路(910m)10:01-10:29独標868m南(820m)10:29-10:35立丸峠’(780m)

備考

本峯の南に位置する独標1001m峰までは道があるようだ。登山口は恩徳の熊野神社らしい。

しかし、そこから1029m峰まではネマガリ竹の密藪で、しかも地形的に難しい。

金堀沢を詰めてくるルートも考えられるが、沢筋から尾根に突き上げるまでは猛烈な笹ヤブと思われる。



by Wild_Cat_Seeker | 2006-11-19 02:38 | 遠野の山奥に | Comments(6)
Commented by tamachi at 2006-11-19 08:24 x
いいな、いいな~。わくわく、わくわく。


Commented by yamaneko at 2006-11-19 10:48 x
tamachi様
約40分間のヤブネコ状態でした。(笑)

木々の葉が落ちて視界良好なので気が楽でした。
夏場や霧の時は絶対入りたくない山ですな~。

オーヅ岳、長者森、白望山・・・
ちょっとtamachiさんには刺激的でしたか~(笑)

Commented by numako at 2006-11-19 11:52 x
小国川を遡った先、
栃内から金沢に行こうとして迷って小国に出た、
と言うことはやっぱり白望と長者森の間がぁゃιぃですよね。

現実的には(w カナホッパなんでしょうが、
それじゃ小国の妻がそこまで行けるか?ですもんね。

Commented by yamaneko at 2006-11-19 12:54 x
numako様
山崎の婿殿が究極の方向音痴であるとの前提条件(笑)で考えると白望と長者森の鞍部が怪しいです。三浦家の嫁さんは沢筋から離れたとは考えづらく、そうするとやっぱり長者森かと・・・金山があったことですし、それがマヨヒガの正体か??な??

Commented by とらねこ at 2006-11-20 10:18 x
オーヅ岳を制覇して、それから遥か700キロの道のりを単独運転してのご帰還、たいへんご苦労様でした。
まさに何度も思いますが、恐るべし山猫魂・・・オーヅの峯に山猫神社を建立しましょう・・・笑

Commented by yamaneko at 2006-11-20 21:09 x
とらねこ様
オーヅ岳は時間的には往復2時間でしたから、体力的には余裕です。
いつもはぐだぐだに疲れて休憩をとりまくる帰りの行程も、あら不思議! 心身共に冴え渡り、水沢から静岡までノンストップでしたよ。
前夜早々に撃沈したからでしょうか?(自爆)



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