山猫を探す人Ⅱ

okenamay.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2006年 02月 14日

余滴(厄年入院日記その後)

どたばた入退院から早5ヶ月が経ち・・・・・・・厄年入院日記も今日メデタク校了した。
ただ筆の火照りは如何ともし難く、このような形で余滴を記している次第である。
(おお~! これはシバリョウだ! 司馬遼そのものだ!)

結果的には未だに後遺症というか不快感は残っている。
肋間神経は分断したままで、右わき腹には無感覚な部分がまだ残っているし、突然ぎしぎしと痛み出したりする。その度に再発したのでは? と不安にかられる日々だ。実は痛みより、この精神的ゆさぶりがいやらしいのである。
しかし、この感覚も日が経つにつれ、徐々に失われていくのであろうこともまた自明のことなのである。
 私が余滴と称して再び筆をとったのは、ある方々にお詫びと御礼の意を表すためである。その方々とは入院中にお世話になった医師の皆様ならびに限りなく献身的でありつづけた看護師の皆様のことである。文中、徐々にデフォルメがきつくなり、公序を逸脱した記述に及んだことをお許し願いたい。事実とは異なる内容も多々あったと反省する次第です。またいくら職責とはいえ、それを感じさせないほどの献身的行為の数々を私は忘れない。



あなたがたは間違いなく、この世の天使でした。

またあなたがたに逢いたい衝動にかられますが、健康体のうちはそれも叶わぬことでしょう。また、体調を崩し・・・・それはそれで、あなたがたは嘆き悲しむのでしょう。
やはり、もう逢わぬのがお互いのためなのでしょう。
この複雑な機微も、この余滴に封印することで、筆を置くこととする。



な~んちってね!
ああ、慣れない文章書いたから上腕三頭筋が『ピシッ』と音をたてましたですよ。
ワタクシメ、性格的にシリアスに耐えられないのですよ! やはり大団円はワタクシ流に締めたいと思ったりしたりするわけであります。

「だめだ、こりゃ!」  
かくして舞台は回るのでありました。





by Wild_Cat_Seeker | 2006-02-14 01:33 | 厄年入院日記(き、気胸なり!) | Comments(2)
Commented by tamachi at 2006-02-15 19:47 x
大変な経験をされたようで。
でも、こんな経験も何かしら意味があるんですよね。
仕事から離れることも出来るので、今まで持てなかった静かな時間(治療や手術ではなかなか気が休まるものではありませんが)が持てるし、考える時間もいつもよりは・・・・

まずは、一日も早い回復をなさいますよう。

山に行ける時はそこまで・・・来ていればいいですね

(ご本人の思いが如何なるものかは分かりませんので、もし失礼な事を書いていたらごめんなさい;)

Commented by yamaneko at 2006-02-15 22:44 x
いやいや~、天晴れです。
tamachi様のご指摘は全部当たってますよ~!
お心遣い、痛み入ります。

さすがに手術と決まったときにはアセりましたが今では貴重な体験をしたというお得感のほうが強いですし、長年の悪癖=喫煙を止められたのも収穫です。(おかげで肥えましたが)
そして、5年も埋もれていたHP再度立ち上げて
tamachi様をはじめ遠野を愛する方々と出会ったことがなによりもウレシイです。

実を言うと、退院3日後には仕事に復帰し、今では通院も完了してます。タイムシフトはすでに健康人と一緒です。おかげさまで山復帰は秒読み段階です。(寒さに負けてただけですな。)
(今日の『しぞおか』は最高気温24℃でした!)

肺を病んで夢は遠野をかけめぐる
       yamaneko拝



名前
URL
削除用パスワード


<< 魚彩スペシャル      南アルプスの出発点 >>