山猫を探す人Ⅱ

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2011年 08月 31日

白河越えたら会津だった

どんな位相変換が実行されたのか、皆目見当が・・・ついているでしょうけどw
いつのまにか、会津を走っていたワタクシ・・・・



道路と川に沿うように控えめな鉄路が見え隠れしていた。



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その名は「会津鉄道」
旧国鉄「会津線」の第3セクター転換路線です。



もっと突っ込んで解説すると、東北本線の代替ルートとして栃木から山形までを結ぼうと計画した野岩羽線の一部です。



あ、野岩羽とは野-岩代-出羽の略らしいです。



今は浅草から会津若松まで一本の線路で繋がっていますので、その気になれば、新幹線もJRも使わずに東山温泉で一っ風呂浴びることも可能です。



第三セクター化してから旧国鉄時代のローカル色豊かな駅舎は殆んど淘汰されてしまっていますが、第三セクター化以降に風情ある駅舎となった駅があります。



それが此処



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一見、駅とは思えないほどの立派な茅葺屋根。



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湯野上温泉駅



駅舎内の待合所には囲炉裏もあります。



風情たっぷりの駅です。



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おりしも普通列車が走り来て,去っていった。
青い彗星号と茅葺駅舎も入れて記念写真w



ここでコソコソと駅の時刻表を調べると、どうやら・・・・イヴェント列車が来るらしい。
少々時間があったので、行程を詰めることも兼ねて二つ先の駅まで移動しました。



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そこが此処 
あ、これは旧国鉄時代の駅名でして、今は「芦ノ牧温泉駅」です。



この駅名で ピン ときた方は鉄分豊富にしてかつ猫好きですね。



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猫が駅長を務める駅として一躍有名になりましたね。



凄いもんです。



たったこれだけの仕掛けで、この日も駅周辺には50人を越えるカンコーキャクがいてはりました。



無論、真夏のうだる昼下がりにヌコはどこかで涼んでいるらしく不在でした。



んでは、少々撮り鉄に変身しましょうかね。



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トロッコ列車入線!
うだうだと出発しないので、もしやと思ったら・・・・・



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通常の3倍のスピードで近づく列車あり(笑)



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山間の小駅らしからぬ豪華キャストでした。



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駅舎はこのとおり・・・・・
昭和のスメルがぷんぷんする造りでした。



あ、いかんいかん!
今何時?  13:30?



先は長いぞ!   急げ!
遠野は、まだまだまだ先だ。





 




by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-31 23:08 | 鉄の目 | Comments(8)
2011年 08月 30日

古への道を越えて

唐突に旅の記憶を呼び返そうとするワタクシ。

時はお盆休みの真っ最中、8月12日は東北へ向かうクルマが東北道に殺到しようとしていた。
ワタクシはそんな東北道を拒否して常磐道を愛用している。
今時期、通過だけのために常磐道を利用するドライバーは激減している。そのため、快適なクルージングを楽しめる。
もっとも放射線量は一ケタ上がってしまうがの。
しかし、どうしたことか!まいふぇいばりっと常磐道が事故のため区間閉鎖となっているではないか!

困った困った困ったなぁ・・・


今更、東北道へは行きたくない。おそらく関東平野を抜け出すまでに20キロ級の渋滞に嵌るのは目に見えている。


しか~し!
東北道ばかりが王道ではない。



ワタクシはここで移動モードから旅モードに位相転換を実行した。

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ここはかつての街道筋だ。
かつてもかつて!
ひのもとこくが律令制を敷いた頃の古道「東山道」を辿ったのだ。



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しばし、散策タイム!



座りっぱなしでお尻がうっ血していたので、歩くのがこんなに手軽でかつ、楽しかったなんて!







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林内にて網膜を焼切るハナッコを撮らずにいられようか!



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ノカンゾウなるらん、、とカメラに収めたのですが、ひょんなことからゴンゲン様のところで「キツネノカミソリ」という名前だと判った次第。
偶然とはいえ、何かシンクロニシティの妙を感じます。



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あ、ちゃんと歴史は把握しましょうね。
「ふむふむ、、、、フムフム。。。な~るへそね~・・・・・」



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此処、白河の関跡は、時代によっては縄文人の住居、豪族の居城、戦国大名の山城として機能していたらしいです。



とらねこ様のところで聞きかじった中世の城跡の知識で見遣ると
おお~、これは連続する平場ですな!



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これは空堀!



だって、そう立て札に書いてあるwww



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おおお!  これは土塁跡!



だから、立て札に書い(ry



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木陰にあった碑の台



なんで、碑が無いのだろう・・・・・・



はっと気付いた!



無いのではなくて、無くなったのだ。



裏手に回ると・・・・・・・



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がけ下の小川に石碑が落ちていた。



3月11日 14:46   震度6強



あれから5カ月が経っていたが、あの日の傷跡は内陸深い地方にも色濃く残っていた。



しかし・・・・・出発から4時間・・・・やっと関東脱出だよ。
遠野にはいつ着くんだ???? と途方に暮れようかと思った奥州南限の地でした。 




by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-30 22:24 | 旅行・地域 | Comments(6)
2011年 08月 28日

棚田ナウ&高所恐怖症克服計画

カントー近辺の学生の捧ぐ



ええっと、夏休み終わるのが惜しいスペシャル!!!



今日は、ナウ&ゼン構成でお贈りします。





んじゃ、なう!

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hanaさんが気にしていらしったようなので、行ってミマシタ!

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安房鴨川の大山千枚田!



青田をイメージしていたら、ナント刈り入れ始まってましたぁ!
残っていた枚枚も深くコウベを垂れていました! ワタクシは不覚にも膝から落ちました_|‾|○



オソルベシ南房総の晩夏!!!





んと。。。。



それじゃ、ゼンね。

ゼンもゼン!  8/15の出来事ですwww







お恥ずかしいことに、ワタクシ高所恐怖症です。



え? 山に登るくせに?



ええ、疑義はごもっともですが、



山でも恐怖は感じております。



しかし、恐れているばかりでは、なにも解決しないので、



ここはひとつ、怖いもの見たさ、、、とか。。。
毒をもって毒を制す、、、とか・・・・・
怖い怖いがやがて快感に、、、、とか・・・・・



んで、こちらを訪問した次第でございます。



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水面の向こうに聳えるは鶏頭山と毛無森の早池峯西尾根の峻峰コンビ



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そう、ここはパヤチネダム(早池峰ダム)



ジリジリと残暑の日差し照りつける8月15日のハイヌーン。



それでは、高所恐怖克服プログラム その1 を実行しよう。



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プログラム その1 その手すりに身を寄せ、眼下をカメラに収めよ!



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んんんんんんんんんん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛~~~~~



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そうか、ムリか・・・・・
それではプログラム その2だ



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そこの手すりに身を寄せて、ダムのカベをワイドに捉えよ!



あ、それならなんとか・・・・・・・



しかし、ワタクシ、下を見るという愚挙を犯しました。



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んぐげ!



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はぁはぁはぁはぁはぁ・・・・・・



もう、帰っていいすか?



と腰から下が砕け落ちて、女子座り状態のワタクシ・・・・・・



いいや、だめだ! 
プログラム その3 が残っている。



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プログラム その3 
この救命ブイが実際に役立つか検証せよ。



あ、なんだ! それなら簡単だ。
ロープの長さを推測して、水面までの高さを・・・・・・
あ、いや、訂正します。 簡単ではありませんです。
ですから、前言撤回、修正を・・・・修正をさせておくんなまし~~~~



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・・・・・・・・・・・・・・・・・・



折しも、時刻は正午
遠くの集落から拡声器の声が、戦没者と震災犠牲者の御霊を追悼するため、1分間の黙祷を知らせてきた。



ついでといっては不謹慎だが、高所恐怖克服プログラムを遂行できずに散っていった
ワタクシにも黙祷を・・・・・・



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黙祷・・・・・





カントー近辺学生に告ぐ。



イワテじゃ、とっくに新学期始まってるぞ~!www



by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-28 20:00 | 日記・コラム・つぶやき | Comments(10)
2011年 08月 27日

山猫は2度早池峯を登る

8月15日・・・・・・


前日の朝にはすでにこの日の朝食はキャンセルしておきました。
天気予報を睨んで、雨交じりなら乗り鉄の旅へ、晴れ含みなら・・・・


いずれにせよ早朝出立です。
んで、晴れ男の本領を存分に発揮してw


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遠野市非公認エゴダオ駐車場wに青い彗星号で頭から突っ込みました。

ここは微妙に坂になっているので、お尻から入ると泥濘にFR車の駆動輪が嵌って
天国で立ち往生になるからでw


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霧だよ霧! 冷涼なるミストだよ!

晴れ予報が出ているので、標高上がるにつれて晴れてくるであろう。


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予測通り、森林限界を抜けた1合目より先は晴れの領域です。

ジンギスカン岩wが朝日に映えます。
今度、ジンギスカンをやるときは肉と野菜をこのやうに配置して
「これぞパヤチネ焼!」と叫んでみよう。
「あにすんだ!? 野菜は鍋の縁に置くもんだ!」と非難浴びそうだwww


と不埒な妄想をしたからか、早池峯大権現か十三面観音様か瀬織津姫の怒りを買ったらしく・・・・・・5合目以降は再び吹きすさぶガスの中に・・・・


まぁ、暑くなくて良かったよね~。とポジティブシンキン~


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9合目手前のはしご場は渋滞中(写真はがっつり修正をかけています。原画は真っ白w)

実はこのはしご場、上部と下部2か所に分かれているのですが、両方とも回避ルートがあります。上部回避ルートはちょっちキケン(滑ると足首のひとつくらい骨折か捻挫をします)
下部の回避ルートははしごを降りるよりも安全です。
ま、もともとは修験の道ですからわざとアブナイところに道を付けたりするわけですよ。


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汗ひとつかかずに9合目御田植場に到着。

それでは行きましょうかね。


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途中の鞍部は盆栽の森w

ハイマツ、コメツガ、シャクナゲ・・・・・どれも丈は低いがそれなりの「としょり」な木だ。


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御田植場から標高差70mを下り、見上げる峰峰・・・・・

鞍部の標高は1810m で峰の標高は1827m
17mの差には見えないなぁ・・・・なんか100m以上高いような錯覚に陥る。


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しかし、実際に登ってみると僅かな時間で絶頂へと到達する。

この感覚は、まるで自分が天狗になったような・・・・そんな不思議な感覚だ。


両側が急傾斜で落ち込む最後の登りは、高所恐怖気味のワタクシにとっては自虐的快感に満ちているwww


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んで、

はぁ~~~~、また来ち、、、、まった、、、、だ、、、よ~~~~!(笑)


なつかしい、なにもかも。。。なつかしい・・・・・・


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って、二日前に来たばかりじゃないか!     ぉをっふ!w

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二日前より視界はいいかな?

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剣ヶ峰の空は晴れの領域だけれども、遥か南方にある台風の影響は高層にすでに現れていて、全般的にざわついている。

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眼下の小田越は晴れているが、1600m以上はガスの中だ。

当然、早池峯本峰はガスの中・・・・というより早池峯がガス発生の場と化している。


んでも、せっかくここまで来たのだから、行ってみるか・・・・・
2年ぶりだし・・・・


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途中の門馬登山道分岐

通行止めらしい。


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2年ぶりの早池峯奥の院

前回は夜行登高早朝登頂(早口言葉か?w)だったので、山頂独り占めだったのですが
この日は相当な人数が霧の中に閉じ込められていました。


ここから40分のところに晴れた素晴らしい山頂があるよ~!


と教えてあげたいような、教えたくないような・・・・w


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下山後、見上げたジンギスカン山w

この日の夜、ホンモノのジンギスカンをたらふく戴いたことを記して
「山猫は二度パヤチネに登る」の記を閉じましょう。



More

by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-27 22:37 | 山岳展望 | Comments(6)
2011年 08月 26日

花清水

ハナっこエントリが続いておもさげながんす。。。。







雲海ばかりが高清水じゃない。



実は春夏秋は花もキレイな高清水です。



名付けて「花清水」





今日は晩夏のはなっこをご紹介しましょう。



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一番手はネジバナ。
珍しい花ではないですが、なぜこんなひねくれた咲き方をするのか不思議です。



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次はナデシコ。
野生のナデシコを見たのは初めてかも・・・・



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これはクサフジなるらん。   自信度15%



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この造花のようなブーケはなになになに~?



はい、クズの花です。
蔓延ると厄介な植物ですが、花はゴージャスでキレイです。



え? ここまで紫系統の花ばかりですって?



そうです。
ワタクシむらさきをこよなく愛する江戸っ子です。
名付けて「江戸むらさき」←<とっす!



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まぁ、紫ばっかりでは食傷でしょうから、尾花などいかがでしょう。
晩夏と初秋が出逢う時です。



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秋の花という感じのキキョウ



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フレーム圏外より高速移動体が接近中!



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あぶさんですねw



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止まることなくホバリングで花粉を舐めとるテクニシャンです。



さぁ、もうないか、花清水、ないあるか、あるあるか?



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ありました!
ビールの魂! 花というよりは実ですがね^^



見る人が見たら、まだまだいっぱい可憐な「はなっこ」を見出すことでしょう。



以上、花清水ご紹介でした。



by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-26 22:49 | 花、植物 | Comments(4)
2011年 08月 25日

早池峯東尾根の癒し

今回辿った早池峯の東尾根は過度な整備が入っていないため道筋は不明瞭だ。
花の数は小田越ルートや河原の坊ルートには負ける。



しかし、花のひとつひとつの気高さは、明らかにこちらの方が上だ。
うまく表現出来ないが、そう感じてしまったのだから仕方がない。



そんな気高き花の一部をご紹介しましょう。



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これは岩稜に出る前の針葉樹林帯で見つけました。
リンドウのようですが、名前はわかりません。



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徳兵衛山の稜線でみたコケモモの赤い実
食用可ですが、ここは特殊植生保護区域内で、原則植物の採取は禁止です。



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この手の白い花は苦手です。
ハレーションを起こしてピントが合わないし、名前の特定も困難です。
(徳兵衛山にて)



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タカネナデシコです。
早池峯山系ではポピュラーでありながらゴージャスな花です。
(徳兵衛山にて)



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これはイブキジャコウソウです。
思い切り寄って撮っていますが、とても小さい花で群落を作ります。
名前の通り、ジャコウの香りがするそうです。
あ、ワタクシ、ジャコウの香りの認識がありません_|‾|○
(徳兵衛山にて)



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これは中腹から山頂まで至る所で目にするウメバチソウです。
花期が長い植物ですね。(徳兵衛山にて)



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これはガンコウラン
実は食べられますが、ここは保護区域(ry
(徳兵衛山にて)



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これは、なんでしょうね・・・・・追求放棄ですw
(徳兵衛山にて)



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こちらはミネウスユキソウ
これも早池峯全山至る所で見られます。



ウスユキソウときたら、これは外せません。

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ハヤチネウスユキソウ
日本のウスユキソウの中では、欧州のエーデルワイスに一番近いと謂われています。

この花、8月の小田越コースでは、登山道の近くに生えていることは稀です。
やはりオーバーユースで乾燥化が進んで生態系が崩れているのかも・・・・・

しかし、ここ早池峯東尾根では、踏まずに歩くのが困難なくらい登山道の真ん中に生えている。

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これはなにかな~?
ホソバツメクサ。。。。かな???

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陰影明暗症候群患者のワタクシを挑発するように岩場の暗がりで咲いていました。
名を、名を名乗れ!

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ミヤマダイモンジソウと推測しましたが、さて、真実は如何に?



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ミヤマホツツジ・・・・でしょう、、、



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ちょっちくたびれたミヤマアズマギク

たぶんワタクシ、数年前、おなじ場所で同じように撮っているw

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ミヤマアケボノソウ
8月中旬の早池峯ハナッコシェア上位に食い込む繁茂ぶりです。
北海道、東北地方北部でしか見られないので、カントー人にとっては未知の花です。



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アレのナレのハテw



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コメツガの紫なる実の向こうに聳えるは早池峯剣ヶ峰

十分に癒される早池峯東尾根でした。





by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-25 23:09 | 花、植物 | Comments(0)
2011年 08月 24日

久恋の早池峯剣ヶ峰

早池峯本峰から見ると、早池峯剣ヶ峰は東尾根上にある突起に過ぎない。
なぜなら、本峰より標高が100m近く低いからだ。



しかしながら、この山の真価は東側から見るときに120%発揮される。
そのことを教えていただいたのは、ブログ仲間の一如様の記事でした。



以降、アプローチが格段に良くなったことも手伝い機会を窺っていたのですが、
諸事情ありまして2年間待ち続けたわけです。



って、前置ナガ!



ええっと、ここからでしたね。



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5合目の標識から左手の斜面に踏み跡があり、それをよじ登ると、こちらに出ます。



「安倍ケ城」・・・・・・ああ、安倍ケ城!!!



遠野物語拾遺122話に語られた不思議てんこ盛りの場所。



このタイマグラの河内(かっち)に、巨岩でできた絶壁があって、そこに安倍貞任の隠れ家があったといい、これを安倍が城とも呼んでいた。下から眺めるとすぐに行けそうに見えるが、実は岩がきつくて、特別の道を知らぬ者には行くことができぬ。(以下略)



正直なところ、ワタクシは別な場所を「安倍ケ城」だと睨んでいた。
なので、この標柱を見たときは「???」だった。



しかし、根拠も無く標柱を立てるわけもなく・・・・でも、物語の記述と合致しないぞ・・・・



河内(かっち)の意味がまず引っかかる。
カントー人にとって、河内は「こうち」「かわち」と読み、川の上流域にある開けた場所を指す。東京都の小河内ダムも、アルプスの上高地も上流の思わぬに開けた平地が地名のルーツだ。しかし、東北地方ではカッチが水源の意味も持つと知った。となると沢の源頭もカッチだ。タイマグラのカッチは。。。いっぱいあるぞ・・・・下流から数えると高桧沢から始まり、小田越まで、大きい沢が6本はある。



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その中で源頭が絶壁と見える岩山なのはアンニョカイ沢しかない。なので安倍ケ城は1637.6m三角点峰だと踏んでいたのだが・・・・



 



確かにここもアンニョカイ沢の一本東の沢の源頭だが、はたして麓から大絶壁として見えるかどうか、はなはだ疑問だ。



これは異論反論が噴き出しそうな標柱だわい。



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あなたの岩肌に岩穴があるようにも見えるが、はたして真実は如何に・・・・
そもそも安倍ケ城伝説は誰が創作したのか・・・・



一番ありそうな説は、前九年の役で敗れ去った安倍氏の残党が落ち武者となってタイマグラの地に生き伸びた。時代が下がるにつれて、その安倍の残党が、安倍貞任そのものに変化してしまった。というものだろう。
安倍氏を敵視する政権が天下を獲った世の中では、安倍氏は隠れなければならない。
よって、山奥の岩穴が隠れ家となったのであろう。



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話があっちこっちに跳んでしまったが、山登りはいよいよクライマックスを迎えようとしている。
1637.6m三角点手前から見る早池峯剣ヶ峰は孤高の独立峰に見える。



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これだけ均整のとれた三角錐は芸術的だ。



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ワタクシが安倍ケ城と睨んでいた岩山1637.6m峰は徳兵衛山と呼ばれていた。
あるいはこの道を開拓した猟師の名前か?
ここから、道はしばらく遮るもののない稜線散歩となる。
当然植生は高山帯となる。



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ナンブトウチソウだ。
ということは、ここが蛇紋岩地帯になったことを意味する。
これは早池峯特産種だ。



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やや! また旨そうなキノコが。。。。
しかし、これ○茸に似ていませんか?



コソコソと調べ・・・・



確かにコメツガ林にマツタケは生えますが、これは姿かたちがまったく違いますね。



ああ、口にしなくてよかったwww



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などと言っているうちに、急登は終わり、三角錐のてっぺんが見えてきた。



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久恋の山は標識ひとつの簡素な頂であった。



早池峯本峰は湧きあがるガスに呑まれていたが、ここは晴れの領域だった。



好ましい、なにもかも好ましい。



大変満足してしまったので、早池峯本峰には向かわず、往路を引き返した。

行程の地図はこちら



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拙いがもう少しまともな登山記録はコチラ





「hayachine_east.doc」をダウンロード



 



by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-24 06:17 | 花、植物 | Comments(6)
2011年 08月 23日

早池峯東尾根を往く

大規模林道川井住田線のタイマグラ~横沢間の開通(平成21年11月)以降、俄然注目を浴びるようになった早池峯登山ルートです。それまでは一部のひねくれ者が苦労して登った道だったらしい。
いつか登ってやろうと思いつつ早2年近くが経過してしまいました。



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ルートの取り付きは宮古市側から、右手の踏み跡を辿ります。
静止するとブヨの大群に襲われるので、歩きながら撮りましたが、暗さも相まってブレブレでしたね。ご容赦!



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廃林道から登山道への分岐です。
川井村(現宮古市)が「高桧山イチイの森」として整備していて道は歩きやすいです。



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ブナの倒木になにやら旨そうなキノコが・・・・・なんでしょう? 天然なめこのような気がしますが。。。



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高桧山南斜面に至ると登山道近くにも巨木が目立ち始めます。





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白望山の中腹も巨木地帯でしたが、ここもなかなかなものです。
特にイチイは郷の小じんまりしたものしか知らなかったので驚きの大きさです。



巨木地帯を抜けると俄かに道が無責任になりますw



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それでも赤布はいっぱい付いているし、足元はしっかりしているので迷うことはない。



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を、また旨そうなものが・・・・野生のキクラゲに見えなくもないが如何?



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独標1451mへの急斜面は針葉樹の原生林だ。
オオシラビソの他、木肌が赤いのはアスナロかな? トウヒかな?
ここが一番の踏ん張りどころだ。



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急斜面を登りつめた一角は不思議な倒木帯だ。
一気に強い力が加わり、木々をなぎ倒した様子だ。
ダウンバーストが起こったのだろうと思う。



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倒木帯、植林放棄地では道は不明瞭となる傾向があるが、ここもご多聞にもれず、
おいおい道はどこだえ? となるが、赤布が要所にあり、立ち往生することはない。



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尾根が立ってきて巨岩が目に付き始めると、まもなく・・・・



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5合目だ。
ああ、5合目ね。よし、後半戦もがんばろう! と足を止めずに通過すると、
あなたは、この場所には一生辿りつけないのです。



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長くなりましたので、お話の続きはまた明日ということで。。。。。^^



by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-23 05:59 | 花、植物 | Comments(0)
2011年 08月 22日

星空などいかが?

山に登る際、早朝出立に備え、登山口にて夜明かしをすることがある。
その時の楽しみは何と言っても星空だ。



この日は月齢12.3のMOONが天頂近くに張り付いていた上、雲が多めで
決してコンディションはよろしくない。



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これで、どの辺の空か判る方はかなりの通です。



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これがどの辺だか判った方はタイヘンな星座オタ・・・です^^
あ、右の明るい星は惑星です。おそらく木星でしょう。
写した本人も星座表を見て漸く確認できました。^^



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さ~て、此処はどこ~?
特徴的な星座が写っているので、判る方にはひと目で判りますね~。
その下に、1枚前の写真の星座が写っています。



え? 判らない?
う~ん、それじゃ、出血大サービスで星座線と名前を付けちゃいましょう。



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こんな感じで見えていました。
奇しくも、この日(8/12)はペルセウス座流星群が飛ぶ日にあたりましたので
目を皿にして見ていたのですが、ひとつも確認できませんでした。
(単に視力が悪くて見えなかっただけ。。。とか、瞬きした時に100個ぐらい飛んだのかも^^)



んでも目を皿にしたおかげで、「おお~っ!」なものを発見しました。
判らない方のために領域を限定してみましょう。
赤枠の中です。



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赤枠を見つけられなかった方は、早く床に就いて目を休めて
明日朝一で眼科へ行かれたほうが・・・・^^



もう、星座名からネタバレでしょうけど、
拡大して正解を申し上げましょう。



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中央で薄ら芒としているのはM31、アンドロメダ銀河です。
ワタクシも肉眼で確認して、かつ写したのは初めてです。
感動しました。



それでは、みなさんにもアンドロメダ銀河を探し出す喜びを差し上げましょう。



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ではノーヒントでどうぞ^^。





by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-22 00:06 | 空 雲 星空 | Comments(8)
2011年 08月 21日

みらーねーずモーニン

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高清水から見た白いモザイク



トオヌップな光景がみられる時季ではないのですが・・・・・



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あれは、おそらく、小麦を刈り取った跡に水を入れているのでしょう。



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あ、あれはナスカの地上絵^^



んでは、麓に降りて、見てみましょうかね。



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麓ですw
雲海が終わった途端に雨が落ちてきましたが、大した降りではなく・・・・・・



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もやもやながらもミラーネーズな六角牛山



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みらー/ねーずw な「の大なり(野田稲荷)」



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この季節に梅雨時の光景が見られるとはお得でした。




by Wild_Cat_Seeker | 2011-08-21 08:26 | 遠野の里 | Comments(0)