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2011年 05月 31日

流浪の旅2 後三年

陰鬱なる曇り空の下、横手を過ぎたところで、国道13号線を離脱した。



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桜もまばらな北国の一柵跡



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奥州藤原家の礎を築いた藤原清衡と清原氏の最終決戦地。 金沢の柵



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柵に篭城した清原氏と対峙する清衡の軍勢はこの平野のあちこちに陣地を築き兵糧攻めの戦法を執った。



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当時なら此処は物見であろうか。
秋の実りの頃はさぞかし神々しい黄金の原が見られることであろう。



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平野が見えない奥地に本丸跡があった。



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その下には兵糧倉があった。
ここに蓄えた兵糧米が謎の焼失を遂げる事件があり、清原氏は飢餓に陥り、結局それが敗因となったと謂われている。



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清原氏側の戦死者を弔い、その時に植えた杉の木だと謂う。
樹齢は1000年近かったが、第二次世界大戦時に消失したと謂う。



この後三年の合戦を機に、清原氏は滅亡し、奥州藤原氏の栄華が始まることとなった。
同時に合戦のもう一方の主役であった源義家(八幡太郎)は、その功績を朝廷から私戦と看做され、褒賞を得ることは出来なかった。配下の武士たちには私財を投じ報いたという。
それが源氏の勢力勃興、のちの鎌倉幕府成立へと繋がったと謂われている。



旅は続く・・・・



by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-31 06:35 | 旅行・地域 | Comments(4)
2011年 05月 30日

流浪の旅1 前九年

GWに入り、おんねんヌコのご機嫌伺い、溜まっていた雑用を片付けてしまうと、さて何もせずにぼーっとしているのも惜しいので、日程を前倒しして方位磁石のN極と化した。



車中泊を覚悟していたが、ネットで検索したところ不来方のビジネスホテルに予約が取れた。



宿が定まると、次はどんなテーマで旅をするかがモンダイとなる。
しばしの熟慮(でもないがw)の末、方向性が定まった。



北へは渋滞を避けるため、放射性物質は避けないルートを選択した。
すなわち常磐道-磐越道-東北道ルートだ。



日立市のあたりから路面がおかしくなってきた。
段差、凹凸が激しくなり、特に橋梁の接続部辺りは著しく損なわれている。
磐越道も郡山付近の状態がとても悪く、時速120kmで突っ込むと車体が一瞬浮いた。
この状況は東北道の仙台付近まで断続的に続いた。
不思議なことに震度7を記録した大崎市付近の東北道は比較的しっかりしていた。



揺れの質が違ったのか、あるいは震度6弱と言われたエリアでも局地的に震度7とかそれ以上の揺れがあったのか・・・・



とにかく、わずか2ヶ月経たないうちに、主だった高速道路網を復活させたJHの努力は評価に値する。(それは新幹線を僅か49日で復旧させたJRにも言える)



凹凸の激しい高速道路を古川ICで離脱した。
向った先は・・・・・・



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ダムではなく・・・・



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炎立つ戦いが繰り広げられた彼の地。



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吉田戦車チックなこけし付きの道標は偶然見つけた。



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坂の先にはだだっ広い大地が広がっていた。
ここが1051年、前九年合戦の舞台だったかどうかは神の味噌汁。



この古戦場を偶然発見したことにより、旅のテーマは決まった。
古代蝦夷の炎の痕跡を追う旅だ。



それには、秋田県に踏み込まなければならない。



旅は続く。



by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-30 05:34 | 旅行・地域 | Comments(2)
2011年 05月 29日

悠久休暇

5月のはじめに川井住田大規模林道をどこまで走れるか・・・・過去5年間のチャレンジでは荒川高原を過ぎ、旧川井村に入ったところ、つまり山の北斜面に突入したところに残雪多く残り街クルマたる青い彗星号は撤退を余儀なくされていた。



さて今年は・・・・



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難関を呆気なく突破w



ドカ雪が降った割には雪の残り具合は少な目なのは、どうしたことだろう。



さて、そうなると、あとはどこまで行けるのか・・・関心はそこに集約される。



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途中には「ぉおっふ!」と叫びたくなるような傷跡多数あり・・・・



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このやうにラバコンが立っていれば事前に事態把握も可能だが、
実のところ何箇所も、「おいおい、冗談だろう?」的地割れが放置されていた。
つまり路面崩壊は進行しているってことか?



県道25号線まで、そろりそろりと走行できました。



さて、そうなると次の目標は閉伊川まで走れるか? ということになるのだが・・・・



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その野望は、チャレンジする前に絶たれたw
トンネルまでは行けるのか・・・・ということは雪は無いな。



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頂上トンネルを抜けた途端に雪の量が増える。



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パヤチネ剣ヶ峰は今日もご機嫌ナナメで、頂上部を隠している。



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その後も残雪あれども走行に支障なしの快適クルーズが続く。
そういえば地割れもあまり目につかない。
新しき道路ゆえか、はたまた地盤が固いのか・・・・・



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その快適クルーズもここまででした。
はてさて、どんな崩壊なんでしょう・・・・バリケードを欽ちゃん走りで通り抜けw
歩くこと1分



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おおっと! 見事なまでのノリ面崩壊だ!



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地震の影響なのか、雪の影響なのか、はたまた無理な工事の影響なのか、
原因は判らない。



川井住田大規模林道コンプリートは将来の楽しみに取っておき、踵を返した。
子供流鏑馬の時間に間に合わなくなる。



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んでも鳥が居ればパチパチとシャッターを押し。。。*1



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カタクリが咲いているのを見かければ、失敗写真の山を築きw *2



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たったいま落ちてきました、みたいな石にびびりながら、
なんとか奉納神楽が始まる直前に遠野郷八幡宮に辿りついたのでした。



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by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-29 05:26 | ダーティファイト | Comments(0)
2011年 05月 28日

終わりと始まり

緑の里山に神々しいまでの白亜の城壁よ!



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まさに人類の叡智と土木技術の粋を集結させた人工美だね。



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暴れ川は制御され、人々の生活基盤は永遠に保障された。
ここで川は終わり・・・・・



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ここで川は始まる。



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有事の際はこの洪水吐トンネルが大水害を未然に防ぐべく機能を発揮する。



もう、永遠に洪水なんて起こらない。
めでたしめでたしだ。
いい事ずくめじゃないか!



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何かモンダイでもありますか?



 



by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-28 09:35 | 遠野の川 | Comments(0)
2011年 05月 26日

オッケル帝国ふたたび

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あれは、春爛漫と呼ぶには薄ら寒い夕方のことじゃった。



とある場所を歩いていると、突如、前方から大音響の「帝国マーチ」が!



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げっ!  まさか・・・・・?



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♪帝国はつ~よい強い~電灯も強いつ~よい!♪



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「時が満ちた。惰眠をむさぼる直立世界の愚かな住人よ。覚悟せよ! 我々オッケル帝国が今より世界を支配する!」



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世界が左28度に傾いた!
道を歩いていた爺っ様は田圃にはまり、駐車していたクルマはずれ落ち、あろうことか「とぴあ」の看板も「はらほろひれはれ~」と稲荷下の方角へまろび出てしまった。
大物見山は踏みとどまっているが、いつまで耐えられるか知れたものではない。



なんとかしなければ、でもどうしたらいい?



あ、そうだ!
オッケル帝国も困るようなパラダイム変換を仕掛けてやればいい。



「そうはさせまじ! 直立世界を代表して、その野望打ち砕いてやる! そりゃ~!」



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「うぐげ・・・オッケル者をさらにおっけさす・・・・そんな手があったとは! 」
「どうだ! オッケル身にとってすれば、仰臥の姿勢は敗北の証であろう!」
「む、無念!」



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かくして、このたびのオッケル帝国の反乱は僅か10秒で制圧されたのであった。





どんとはれ



 



by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-26 06:52 | ネタっこを起こす | Comments(0)
2011年 05月 25日

日記とは忘却への備えなり

2011年5月4日
訳あって遠野郷八幡宮にクルマを置かせていただき、街場を目指すことになった。



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遠野は春で春の連休中だった。



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参道の途中で声をかけられた。
「あっれー? 珍しい人(ネコ?w)がいるよー! いつ来たの?」
なんと、父numako様でしたw
「沿岸には行ってきたか?」
うーん、それだけはやるまいと心に決めていましたので・・・・
他県ナンバーのクルマに乗ってカメラ構えただけで《人でなしのろくでなし!》《貴様それでも日本人か!?》《恥を知れ!》と罵詈雑言、石のつぶて、梨のつぶてを投げつけられそうで・・・・



父numako様と別れたのち、てくてくと街場を目指して歩く。



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足元から影法師が長く伸び、六角牛山は順光に。
山腹の残雪が見てとれる。



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森林軌道跡をてくてく歩く。



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神は痩せ橋(上早瀬橋)の袂で軌道跡は途切れる。
時刻はまもなく18時になろうとしているのに陽が長くなったなぁ。



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太陽は向山の端にかかっていた。早瀬川を最後の輝きで満たしていたが、川風を暖める力はもう残っていないようだった。



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グランドゴルフを楽しむ人々も少々寒そうだ。



そうそう・・・街場に行く理由を話していなかったね。



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遠野ぶれんどの「無事会」に出席するためでした。
場所は「いちい」。
開始時間直前に到着したのですが、すでに皆さん乾杯の予行訓練を済ませておいでのようで・・・w



WEB上では無事なのは判っていましたが、やはりお会いして無事を確かめるのも大切かと・・・・・・・いや、ガス抜きをせねば、この先の長丁場に耐えられない・・・・いや単に呑み←<とっす!  



実際、あの日以来、約2ヶ月ぶりのアルコール摂取と言う方もいらっしゃいました。



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どうも、この辺りから飲むペースに拍車が掛かってしまったようで、

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                                          眠れ酔い子よ~♪



記憶が戻ったのは翌朝のこと・・・・・・
しかし、体調は下の絵の鯉のぼりの如し



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酔い覚ましの散歩と久しぶりのまともな朝食で直に体調はもとに復した。
ゴンゲン様、奥様、まっことありがとうございました。
美味しゅうございました。



あ、もちろん休みの日には作って食べていますけど、
なぜか、出来上がって食べるときはお昼近いのです。(笑)
もはや朝食とは呼べず_|‾|○



日記は忘却への備えなれども、その元になる記憶がすでに忘却の彼方じゃ、どうにも・・・・・_|‾|○



 



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by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-25 06:50 | 遠野ぶれんど | Comments(2)
2011年 05月 24日

限界接近点

「ここまで来たら、被災地の様子を見ておくべきだ。」



この旅で耳にした意外な一言



百聞は一見にしかず・・・・ということか・・・・・・



しかし、とワタクシは言い訳をする。



物見遊山な野次馬が海岸に跋扈している話は聞いていた。



まだ8000人を越える行方不明者がいる中で、自衛隊が災害復興活動をする中で、有志のボランティア活動が行われている中で、己の好奇心を満たすためだけの理由で・・・・・・



それは出来ない。



かくして、はるか20キロ先、1000mの高みから黙祷してシャッターを押した。



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だめだな・・・おれ  いろんな意味で _|‾|○



by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-24 06:24 | 旅行・地域 | Comments(10)
2011年 05月 23日

あめはれ境界線



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馴染みの展望台へと歩を進める。



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数回シャッターを押したところで、強風と寒さに耐えかねてクルマに戻った。





どうも、この場所で穏やかな天気というものに最近遭遇していない。



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この日は霙(みぞれ)に雷鳴のオマケ付きだった。
仕方がない・・・・帰ろう。



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と、峠を降りて数分で陽が射しだした。



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どうやらピンポイントで積乱雲の下にいたらしい。



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帯状に連なる積乱雲の隙間に今ワタクシは居る。



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紙一重の雨晴れ境界線だ。



 



by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-23 06:04 | ダーティファイト | Comments(0)
2011年 05月 22日

きつねっこ

鍋倉山の駐車場から主郭へ向おうとしていたら、南部神社の方より一匹のネコが現れた。



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「ちょっちょっちょ」と呼んだが、無視して東舘町方面にすたすたと歩いていく。



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と思ったらきびすを返した。
首輪をしているね。飼い猫か・・・・



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五百羅漢方面にすたすたと歩き去る。



レンズを覗いていると、南部神社方面から若い母親と小さな娘さんが登ってきた。



「今、きつねいたよ。」と女の子が話しかけてきた。
「きつね? へぇ~本当?」と驚くと、母親が
「今のきつねでした?」と尋ねるので、
「いいえ、ネコでした。」とワタクシは思わず答えてしまった。
「ネコだったってさ。」母親が娘に伝えた。



だめだな~、おれ・・・・_|‾|○
女の子の楽しみとか期待の芽を摘んでしまった。
ここは、こう答えるべきだったのだ。



「ねこ・・・・いや・・・・・ねこに良く似たきつねだったよ。うんうん・・・」



by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-22 05:54 | 遠野の動物たち | Comments(4)
2011年 05月 21日

かっぱ淵

 



ワタクシはある風景を追い求めていました。
それは、とある川と、とある川の合流地点の風景



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この度、まがってみた場所がどうやら、追い求めていた場所だった。



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かなりイメージと近いぞ。



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うむ、ここだ。



図説「裏鳥海文書」*1  56ページに写真の掲載と記述がある「かっぱ淵」だ。
写真のクレジットはただ土淵町とだけ記されている。



同様に撮影場所の特定が出来ない写真はまだ数枚あるので、
今後もそれらを探索してみようと思う。



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by Wild_Cat_Seeker | 2011-05-21 05:20 | 遠野の川 | Comments(4)