山猫を探す人Ⅱ

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2010年 05月 30日

沼の御前を探して

遠野物語の何話だったか心もとないが、
天人児伝説にまつわる御前の沼というのが青笹にあるという。



図説「裏鳥海文書」wには実際の沼の写真はおろか、おおよその場所まで地図で示してある。
これは簡単な探索になるらん、と旧釜石街道の適当なところでクルマを乗り捨てると農道に足を踏み入れた。



沼の御前を探して_c0337257_12205366.jpg



しかし、ここだ、と目星を付けた場所にはそれらしき姿が見えず・・・・・
探索はたちまち暗礁に乗り上げた。



沼の御前を探して_c0337257_12205365.jpg



振り返れば一味違った六角牛山の翠微が眺められる。
水が入ったら、此処あたりも水鏡の世界になるだろう。



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視界に入ったのは4体の石碑群
すべて庚申塔と思われる。



遠野物語に描かれた世界を現代において探索するというのは
とても魅力的なテーマだが、ヒット率は極めて低い。
100年という時の流れが重く圧し掛かる。



まぁ、それだけに遭遇した時の喜びは大きいのであるが・・・・



 



by Wild_Cat_Seeker | 2010-05-30 06:13 | 遠野物語の地 | Comments(4)
Commented by ゴンゲン at 2010-05-30 06:52 x
 嗚呼、こごらへんは四半世紀前に圃場整備したからなぁ~ むがすあったづもなぁ~の世界だった事かと拝察申し上げます。

Commented by yamaneko at 2010-05-30 07:53 x
ゴンゲン様

おはようございます。

はぁ~(溜息)
やはりそうでしたか。川もろとも、なんともきれいに整備されていて、ぁゃιぃもの、不定形なものの存在を許さない雰囲気がありましたから。。。。
残念。。。

Commented by 虎猫 at 2010-05-30 15:00 x
青笹中妻の御前沼ですね。
ここは小生もいつか探そうと思っていたところで小田沢館が残されている山野とのこと。
早瀬川を越え採石場の向こうと館跡を示す資料にあります。
御前沼は今は残されていないかもしれませんが、館跡の山根に御前沼跡はあると記され館跡との関わりでは沼の御前と二渡観音とはセットという見解があって、二渡観音も館跡の山野中腹に残されているようです。

冬枯れの季節、此処こそ御一緒に探訪しましょう・・・。


Commented by yamaneko at 2010-05-31 00:28 x
虎猫様

やや! なんか希望が復活しそうな情報ですね。
御前沼は早瀬川の向こう側にあるのすか?

あ、跡ですか_|‾|○

しかし、初耳の観音様です。
これは、是非にも中年探偵団再結成で探検したいものです。
よろしくお願いします。

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